投票を終えて外に出ると、列はさらに長くなっていました。
午後から、雨が降り出してきて一時期かなり強く降りましたので、流石に投票所への足が遠のきましたが、さてさて結果はとテレビの前に陣取って開票速報を見ていましたが、これが各局情報の差が酷くて、どこがリードしているのかが有る程度わかりますが、細かいところでは全然趨勢がつかめないという状況に陥っていました。
これは取りも直さず、なりふり構わぬ野党共闘の結果だと思って差し支えないでしょう。テレビ局をはじめとするお得意の出口調査も、なんだか怪しげで、局によるキャスターの事前の調査のレベルにも大いに左右されている感じが伝わってきました。
野党共闘がマスコミの調査力に大きく影響を及ぼしているのでしょう。マスコミ自体はそんなことはおくびにも出さないでしょうが、流石にすべてを網羅できているマスコミは存在しなかったように思えて仕方が有りません。
NHKが意地でもとする面が見え隠れする結果発表ですが、どうにもブレが大きくて、勇み足スレスレから一歩はみ出してしまっているように感じます。あまりにも早い当確出しは、危険なギャンブル以上の危うさがあり、過去にも選挙管理委員会からダメ出しのお小言を食らったマスコミが有りますが、それも、独自の調査網で当確を出したがる癖は治っていないようです。
そんな中、やはり池上彰をメインに据えたテレ東は、地に足の着いた番組作りに徹しています。ここいら辺が、他のマスコミとは一線を画すテレ東ならではの面白さです。NHKのつまらなさは今回特に酷くて、当確打ちに命をかけているかのような番組作りに、これが受信料を徴収している局の姿勢なのかと、正直、大きな疑問を提示させていただきたいと思います。
テレビ朝日はNHKから引っ張ったキャスターを配して、他局から抜け出そうとしたのでしょうが、全くの失敗でしたね。富川アナウンサーをメインに据えて、折角のNHK出身者はコメンテーターとした方が、番組的にしっかりとしたものになれたのに、目算が狂ってしまいました。太田ヒカルを起用したTBSは、論外としましょう。
選挙報道が、毎回各局とも工夫を凝らすのですが、なかなか当たりが出ないですね。