2022年08月31日

車が燃える?

自動車って言うのは、鉄の塊のように思っているかもしれませんが、最近の車は強度計算をしっかりやっているので、意外に鉄板の使用量が少ないんですね。しかも、高張力鋼という薄くても強いタイプが開発されて、ますます使用量は減っています。でも、基本の骨格は全て鉄の加工品なので、火災には強い印象が有りますが、最近のニュースでは、やたら事故の場面で、車の炎上シーンが放映されます。

そこで、国土交通省のWEBデータから、車両火災の届け出一覧を見てみました。
期間は、2021年1月1日〜2021年12月31日の一年間です。
件数は、576件でした。出火原因をざっと見てみると、タイヤのバーストが本当に多い印象です。最近のテレビでも、車両火災の炎上シーンはタイヤそれも後輪からのものがかなり多いですね。

18〜20年間も乗っている大型トラッククラスになると、軽く百万Kmを越している車両も散見できます。
メーカー別にカウントしてみましたが、販売状況を勘案すれば、ほぼシェア通りの発生率と言えるでしょう。

タイヤのバースト以外で目に付いたのが、エンジンをかけたままコンビニか何かに入って戻ってくると、インパネやボンネットから煙が噴き出していたというものです。
高級車と言えども、火災がゼロということはなく、寧ろ多いように感じます。

以前の自動車と現代のものと比べてみると、電気の使用量が増えてきていますのが、バッテリー絡みの発生件数はそんなに気にするほどの件数が発生していません.

全般的に見てみれば、やはりしっかりと点検を受けいるのかという面です。自分の命は一回こっきりですら、この戯言に近い駄文であっても、どこかで人々に役立てばいいのですが。……………
posted by ホワイトミスト at 00:21| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月30日

4WS

4WSって何?という人、多いんです。4WDと間違える人が圧倒的に多いんですから。
4WSとは、4 Wheel Steering つまり、普通の自動車はハンドルを切ると、前輪が動いて、曲がる方向を決めていきます。敢えて言うなら、2WSですね。ということは、残りの2本は後輪を指します。

で、何故、全部の車輪を動かそうと考えたのでしょうか。それは、車のサイズに関係が有ります。車は居住性を良くしようとすれば、室内を広くするのが一般的な対応です。となれば、前輪と後輪の距離を少しでも広げたいところです。
ところが、前輪と後輪の距離(ホイールベースと言います)が長くなると、車の旋回半径が大きくなってしまい、小回りの利かない乗りにくい車になってしまいます。

そこで、ハンドルを切ると、前輪とは逆向きに後輪が動いてくれれば、旋回半径はぐっと小さくなる計算ですね。しかし、ここにも落とし穴が有ります。思ったよりも旋回半径が小さくなるだけでなく、4WSの場合は、旋回する時、車の後部が外に広がる動きをします。前輪だけでハンドルを切った時とは、大きく異なる操舵感覚を養う必要が有ります。

プロのレーサーやインストラクターならいざ知らず、ずっと2WSで内輪差だけに注意を払ってきた人にとって、4WSの挙動は説明では理解していても、体にその感覚を浸み込ませるには、えらい時間が必要になったのです。
これが、技術期には大きく取り上げられても、販売に結び付かなかった理由です。
しかも、機械的に微妙なセッティングを必要としたため、コストもかかるので、販売価格が高くなってしまいました。
しかし、今になって、大々的には謳っていませんが、新型車両には4WSを搭載してくるモデルが増えてきました。

何故なんでしょう。それは、電子化が進み、あたかも自分で動かしているように思えるハンドルであっても、実際はいったん計算機に情報をインプットして処理したものを、それぞれのタイヤのアクチュエーターに信号を送り込む方式が、簡単にできるようになってきました。
最新のスカイラインやニュークラウンなどは、しっかり4WSと同程度の機能を持った後輪が有ります。
この項、続きます。
ラベル:4WS 自動車 内輪差
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2022年08月29日

漏水と水道料金

横浜市の上下水道の料金体系を見ると、2か月単位の使用量が26㎥近辺は、1㎥(=1000リットル)増えるごとに、325円程度づつ増えるように設定されています。そして、最新の世帯数は約178万世帯となっています。つまり、全世帯が一律1㎥(2か月で)使用量が増えたとすると、5億8千万円の増収になります。

ここで、極めて身近な話をしましょう。水道は、使っているうちに、栓を閉めてもポトンポトンとしずくが垂れていまうことが有ります。先日、我が家の風呂の蛇口がそんな閉まらない状態になったことが有ります。かなり、しずくが落ちる間隔が狭く、どのくらい溜まるのかと計ってみたらなんと22リットルくらい一晩で溜まっていました。

さあ、ここで問題です。仮に横浜市の全世帯でこれと同じレベルで水が垂れたとしましょう。すると、水の消費量は、約4万5千㎥になります。これは、水道料金にあてはめると、1500万円程度の増収に匹敵します。
こういった現象を逆手にとって、もし、某市の水道局が増収を図る手段として、水道の送出圧力を意図的に高めて、各世帯の垂れる量を増やしたとしたら、なんて馬鹿げた空想に行きつく人がいないとも限りません。
(もちろん、配水余力が有るとしてですが………)

こんなことを考えたのは、何か月かに一回、何も水道の蛇口周りを触ってはいないのに、水垂れが激しくなることが有り、それが、2〜3日で元のように水垂れが無くなるのです。
結果的には、個別の家庭レベルでは、その月だけでは水道料金は増えたようには見えません。しかし、確実にメーターは回っているのですから、結果的に長い目で見れば全世帯から、先に計算した分を徴収できることになります。

そう思うと、水垂れはバカにできないことが理解できます。しかも、気に早い人は、水道業者を呼んで、修理を依頼したりするでしょう。
すると、その業者の所得が増えて、税金の額が増えますね。消費経済では、風が吹けば桶屋が儲かるんです。

なんて、真夏の夜の妄想でした。
posted by ホワイトミスト at 01:03| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする