2022年09月30日

ユーロファイター飛来

ドイツ国籍のユーロファイターが日本に飛来し、それを自衛隊のF-2が空中で出迎えるという、なかなか粋な演習が、9月29日に茨城空港の空域で行われました。ヨーロッパの空軍の戦闘機が飛来すること自体、かなり珍しいのに、更に開発時から問題だらけのエアバスA400M輸送機と空中給油機エアバスA330MRTTがお供で飛来しました。

このA330MRTTというのは、Multi-Role Tanker Transportの頭文字を取ったもので、多目的空中給油機を指します。ヨーロッパはマルチロールという冠言葉が好きで、パナビア・トーネードも多任務戦闘航空機・MRCA(Multi Role Combat Aircraft)が、開発時の研究段階で名づけられていました。

ユーロファイターは、なぜか空気取り入れ口の下に前輪を持ってきたものですから、着陸時の姿勢がえらく頭上げで見た目不自然な感じはぬぐえません。しかも、エンテ型と称される独特の形状(主翼の前方に水平安定板が有る)なので、デビュー当時はかなり異形の機体でした。
今はスティルス機の妙にカクカクした外形と比べれば、まだエレガントの範疇に入るフォルムではあります。

このユーロファイターはイギリスメインで開発された国際共同機ですが、日本のF-2の後継機として開発する際に、イギリスが候補に挙がっています。今までのように、アメリカ一辺倒でないのが新鮮ではありますが、過去の機種選定の際にも当て馬的にヨーロッパ機が候補の上がったことはありました。ただ、今回はどうも実現しそうな雰囲気が有ります。

というのも、あまりに開発にお金と時間がかかるようになってしまい、今のアメリカに現存する戦闘機は、秘密部分が多すぎて輸出できなかったり、既に購入したりで、次世代用の機種が存在しません。ヨーロッパなら自主開発の力はありますし、日本にもそれなりの水準に肉薄する技術が揃っています。空力を含めたデザインはヨーロッパ。アビオニクスやエンジン回りに関しては日本という棲み分けも考えられる環境下にあります。

今回のヨーロッパ機の飛来は、その露払いの意味が有ると言ったら穿ち過ぎでしょうか。
posted by ホワイトミスト at 12:01| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 航空機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月29日

ついに値上げの10月です

ウクライナとマイナス金利のダブルパンチで、国内の食料品の値上げが止まりませんね。
ただ、昨日の報道によれば、世界経済の減速傾向がはっきりと見えてきたので、相対的に円がやや持ち直すかもしれないとの見方が出てきました。是非、そうあって欲しいものです。

なんたって、10月だけで6500品目の値上げがすでにアナウンスされており、値上げの嚆矢となった時からの累計で約2万に及ぶ品目の値上げが、行われようとしています。これだけの品目数になると、買いだめ以外の防衛策は見つかりません。しかも、食料品ですから、おいそれとむやみに購入しまくるのは、無駄を生むだけです。消費しきれない分まで購入してしまう老人の悲しいサガが、なす一時的な消費増の実態です。

「適切なローリングストック」なんて、評論家諸氏あるいは経済に詳しいとされる専門家の言っているように経済を回そうとしたら、破綻するのは庶民の財布です。
しかし、そんな中でもなんとか安く販売しようと努力する真面目な業者も沢山います。

ここで、敢えてひとこと言わせてもらいます。流通大手が手掛けるPB(=プライベートブランド)は、ドカンと作って仕入れ値を安く値切って、底が見えてきていたら、また、そこで発注することを繰り返しています。ここで懸念されるのが、賞味期限です。大手ですから、変な小細工はしないでしょうが、日持ちさせるための加工技術だけでは、賞味期限はそうは長くできません。すると規制ギリギリの添加物を使ってくる恐れが無しとは言い切れません。

相対的に安いからと言って、PB商品を中心に食を組み立てるのだけはやめましょう。やはり、新鮮な野菜の付け合わせまでが、PB商品の守備範囲です。メインの食材である肉類や魚類は、自宅で火を通してから食することを習慣づけましょう。
何のための新鮮さなのかを、ここらで立ち止まって振り返りを行ってください。
posted by ホワイトミスト at 01:20| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月28日

中島みゆき・月9主題歌

10月10日から始まるCX系の月9ドラマ「PICU 小児集中治療室」の主題歌に、中島みゆきの「俱に」が決定したとのニュースが、9月27日各マスコミが一斉に取り上げました。曲そのものはまだお預けですが、壮大なバラードというキャッチコピーがすでに洩れ伝わってきていますので、かなり期待できそうです。

ヤマハ-ポニーキャニオン-フジテレビと、過去にいくつも大ヒット曲を生み出してきた強力タッグは、中島みゆきにとっても、与しやすいものであったでしょう。ラストツアーコンサートが中途半端に終わってしまい、その後の活動が見えなかったのですが、記事によればニューアルバム制作中の話であり、新曲の中からの一曲ということで、話題性は十分です。

デビュー当時からのファンである私には、良いプレゼントになりそうです。
やはり、歌手は輝き続けてこそのものであり、活動が伝わってこなければ「いったい何をしているのだろう。」とやきもきさせられてしまいます。これで、テレビでも歌声を聞けますし、間もなくニューアルバムもリリースされますから、わくわくとした気持ちで当分いられます。
ドラマそのものは初回を見てみなければ、何とも言えませんが、初回30分延長とありますから、制作側の意気込みも伝わってこようというものです。

それにしても、シンガーソングライターの肩書を輝かせ続ける原動力って、いったいどこから来るのでしょう。過去に発表した曲に、あまり類似させないで数百曲を世に送り出しているのですから、本当に才能が枯れないのだなと感心してしまいます。彼女に匹敵する才能を持つ日本のアーティストは、ミスターチルドレンの桜井和寿ぐらいではないでしょうか。

金太郎飴のごとき楽曲を発表し続けて、マンネリに浸るファンに支えられているデュオ・トリオ・グループが存在しますが、やはりファンはオリジナリティの高さを見せつけて欲しいのです。そして、その世界がますます広がることを願っています。
10月10日が、楽しみです。
posted by ホワイトミスト at 01:20| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 中島みゆき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする