2022年10月31日

アウディのEV車

東急田園都市線のたまプラーザ駅前の広場に、何やら大柄の車が3台展示されています。
それは、アウディの純然たるEV車の宣伝でした。子供連れは、子供を遊ばせる絶好の機会なので、結構集まってきてはいましたが、実際に購入するであろう年齢層の人はあまりいませんでした。

その理由は、車のフロントガラスに貼ってある価格表示に有ったことは間違いありません。
18,000,000円台や25,000,000円台のプライスタグを見れば、おいそれと手がだせる価格ではありません。
しかも、3台とも車幅が1935mmですから、かなり幅広です。更に、SUV的な車体ですから背が高いので、より大きく見えます。

相当に大きな家で、駐車場も広々としていなければ、とてもとても車の格が有りすぎて家が負けてしまうでしょう。
それでも購入する人がいると見込めると踏んだからこそ、このように展示しているのでしょうが、いくら電気自動車だからと言って、この価格は正直なところ、常識というものを蹴飛ばしていると思います。

たまプラーザってそんなに金持ちが多いのかしらん?でも、目の前のある東急百貨店は、さほど高級なものは売っていません。地下の食料品売り場のお弁当の金額は、「そんなに安いの」と思える500円台から、少しお高い1600円見当迄のラインアップです。勿論、装飾品やバッグ類はブランド物は扱っていますが、隣にイトーヨーカドーが有るくらいですから、そんなに高額な商品は置いていなくても納得ですが……。

しかも、団塊の世代があまり外にも出て来ていませんよね。老境に入っているからでしょうか。
でも街中で見かける車は、やはりベンツやBMWが多く、日本車ではレクサスもかなり見かけます。と言っても、大半は、小型車メインであることは、他の街とそうそう変わっているわけではありません。

ということで、如何にたまプラーザであっても、1千万円を超える車の需要が、そうは有るとは思いませんがねぇ。
貧乏人のひがみが、歪んでものを見せているのかもしれませんが………。
posted by ホワイトミスト at 01:43| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月30日

ラーメン店の値上げ

値上げ値上げは、もう耳タコ状態ですが、あまりに過剰な値上げをしているチョット待ってほしい業界が有ります。タイトルにあるラーメン業界です。街の定食屋に入れば、サバの塩焼き定食680円・サバの味噌煮定食680円・メンチカツ定食690円・刺身定食800円・カツカレー780円等々、これ大田区蒲田の定食屋の一般的な価格です。

ところが、ラーメン店だけは、ぐいぐいと値上げをしていて、元々高いなと思っていた店の中華そば味玉入り850円だったものが、890円になり920円になりました。追加のチャーシューが一枚50円だったものが70円になりました。肉そばと言っているチャーシューメンに至っては、1000円の大台を軽々と突破してしまいました。

かなり強気な価格設定です。目の前にある回転すしのランチ握りが690円上握りが890円ですから、質と満足度から言ってラーメン店はぐっとランクが下がってしまいました。競争の激しい駅前定食価格ですから、このラーメン店の価格の設定は、少しばかり自分の店を過信していると思います。少なくとも、あのラーメン屋に……と誘っても、以前はすぐに決まったものが、今は「ラーメンに1000円も出すのは、どうもね〜。」

長崎ちゃんぽんも熱烈食堂もフライドチキンも、それぞれ値上げしてはいますが、ここまで急激には上げていませんので、次第に客の流れは変わってきています。原材料高、流通経費の上昇などの要因は、どこもそんな変わりは有りません。なので、そのラーメン屋から程近い店のハンバーグ定食880円カレー780円が、相対的に安くなってきました。しかも、味は変わっていません。

あまりに急激に強気で値上げすると、結果的に自分の首を絞めてしまいます。しかも、そうした店が耐え切れずに値下げすると、今度は客が値踏みして、質の低下を警戒して、寄り付かなくなります。値上げの恐ろしいのは、この反動なんです。ですから、もうこのラーメン屋は、行きつくところに足を踏み入れてしまったも同然です。ここで打てる対策はただ一つ、大盛・中盛・普通盛・小盛として、実質的な値下げをするしかないんです。

元々蒲田は飲食店の新店退店がとても激しいのですが、これでまた一件近々閉店撤退する店が出てくるでしょう。
posted by ホワイトミスト at 01:28| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月29日

最敬礼 お辞儀の常識

礼儀の基本であるお辞儀について、ビックリマークのお辞儀を見る機会が続けてありました。
お辞儀の角度は、15度・30度・45度なんてマナーブックには書いてありますが、その使い分けについて意識している人はどのくらいいるのでしょうか。

その答えは後にするとして、皆さんがお礼として90度とか110度のお辞儀を、30秒以上されたらどう思われますか。
文章を読んで、ピンとこない人は実際に110度30秒のお辞儀をしてみてください。違和感をたっぷり味わえると思いますよ。
「わざとらしいなぁ。そんなんじゃ、感謝の気持ちが伝わらないよ。」これは、或るネイルサロンの店員の行動を見かけた時の私の偽らざる感想です。

もしかすると、この店員はアルバイトで、店長やオーナーからそういうお辞儀をしなさいと言われているのかもしれません。
でも、やっぱり不気味な光景ですよ。しかも、その店員は明らかに顔には御礼の笑みが浮かんでいませんでしたから。さらに言えば、このお辞儀に至るまでのスピードが異様に遅いんです。

正直なところ、こういったお辞儀で対応しなさいといった店長やオーナーは、いったいどんな教育を施されてきたのでしょうと、そっちの方が心配になってしまいます。でも、こんな戯言に近い気付きであっても、こういった風潮が蔓延したら、それこそ気持ち悪いですね。

さて、最初に掲げた質問の答えは、意識はしているが標準的な角度のついては知らないしマナーも聞いたことが無い、という人が圧倒的に多かったのです。ただ、幸いなことに上の例のような人は一人もいませんでした。だいたいが「常識的にはこんなもんだろう。」でお辞儀をしていて、かろうじてまぁ許せる範囲の角度ではありました。

というのも、マナーブックに乗せられた段階でそれは形式的なものに定義されてしまっているからです。お礼の意味を込めて行う自然発生的な体の表現が、お辞儀という形になったのです。だから、厳密に何度何度なんて言うのは、実は愚の骨頂なんです。マナーの先生がこの記事を読んだら激怒するでしょうか。激怒する先生こそ、形式に溺れてしまっていると断言できます。
posted by ホワイトミスト at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする