それは、アウディの純然たるEV車の宣伝でした。子供連れは、子供を遊ばせる絶好の機会なので、結構集まってきてはいましたが、実際に購入するであろう年齢層の人はあまりいませんでした。
その理由は、車のフロントガラスに貼ってある価格表示に有ったことは間違いありません。
18,000,000円台や25,000,000円台のプライスタグを見れば、おいそれと手がだせる価格ではありません。
しかも、3台とも車幅が1935mmですから、かなり幅広です。更に、SUV的な車体ですから背が高いので、より大きく見えます。
相当に大きな家で、駐車場も広々としていなければ、とてもとても車の格が有りすぎて家が負けてしまうでしょう。
それでも購入する人がいると見込めると踏んだからこそ、このように展示しているのでしょうが、いくら電気自動車だからと言って、この価格は正直なところ、常識というものを蹴飛ばしていると思います。
たまプラーザってそんなに金持ちが多いのかしらん?でも、目の前のある東急百貨店は、さほど高級なものは売っていません。地下の食料品売り場のお弁当の金額は、「そんなに安いの」と思える500円台から、少しお高い1600円見当迄のラインアップです。勿論、装飾品やバッグ類はブランド物は扱っていますが、隣にイトーヨーカドーが有るくらいですから、そんなに高額な商品は置いていなくても納得ですが……。
しかも、団塊の世代があまり外にも出て来ていませんよね。老境に入っているからでしょうか。
でも街中で見かける車は、やはりベンツやBMWが多く、日本車ではレクサスもかなり見かけます。と言っても、大半は、小型車メインであることは、他の街とそうそう変わっているわけではありません。
ということで、如何にたまプラーザであっても、1千万円を超える車の需要が、そうは有るとは思いませんがねぇ。
貧乏人のひがみが、歪んでものを見せているのかもしれませんが………。