ました。この時すでにマクロは実装されていたのですが、当時
はそんなことも知らずに、計算式を設定してさえおけば、データ
が変更になれば再計算してくれる「驚きの」機能で、手間が省け
ることを実感しました。
この時のマルチプランは、バージョン2.0でしたから、罫線は
文字を使用して擬似的な使い方でしたから、行数を一杯食って
しまうのです。ちょっとした表でも、縦長になってしまいました。
これは、見栄えが悪かったですね。
まあ、この頃のIBMのオフコンであるシステム/34や/36などは、
同じく罫線機能は有りませんでしたから、銀行残高表などを作る
と、紙の無駄使いと思えるほど長くて、内容の薄い出力しか得ら
れない時代でした。
このときのIBMオフコンの使用言語は、RPGUと呼ばれた報告
書を如何に手早く作成できるかに主眼を置いたもので、設定条件
が成立したりしなかったりと状況判断の道具として、フラッグを立
てる方式でした。いわゆる、赤上げて赤下げないで白上げない
白上げたら赤上げて…、の世界でした。
しかし、これでもパソコンとの性能差を比較すること自体無意味と
思えるくらいオフコンの性能は高い物でした。
現在のように、CPUが同じで、I/Oシステム周りが多チャンネル
超高速動作の違いしかない時代が来るなどとは、全く予想もでき
ませんでした。
複雑な命令を実行可能な仕組みを持ったCPUを、CISC(Complex
Instruction Set Computer)と言い始めたのもこの頃です。
これは、RISC(Reduced Instruction Set Computer)が台頭してきた
ために、区別をつける意味でCISCと呼ぶようになりました。
PC−9801が採用した8086系列のCPUは、CISCです。
これは、複合命令セットを、実行可能とする仕組みですが、どんどん
とCPUの性能を上げていくこてゃ、構造の複雑化を要求しますから、
消費電力が上昇し、熱処理対策が重要性を帯びてきました。
正に、ここらあたりから、パソコンが上位のコンピューターに肉薄を始
めるのです。
と、話が大きくなってきましたので、この項はおしまいです。

