2012年05月20日

佐藤琢磨はどうしてる?

英語に困らないだけでなく、細かいニュアンスまできっちりと英語で
渡り合える初めての日本人レーサーと言えば、佐藤琢磨です。彼が
F−1から離脱し、インディカーシリーズに参戦することになったのは、
取りも直さずHONDAや鈴木亜久里とのF−1参戦環境が崩壊して
しまったことに端を発しています。

インディーカーは形こそF−1に近いかも知れませんが、その中身は
全く異なります。(詳しくは、菅谷充や高斎正のF−1小説を参照)
オーバルサーキットがメインのこのレースでは、壁がコンクリートなの
で、ウォールキッス一発で、即、リタイアです。

こんな過酷なレースですが、今年4月30日のインディーシリーズ第4
戦で、3位を獲得、参戦後初めて表彰台に上りました。
サンパウロでのレースです。
そして今は、インディ500の真っ最中です。

インディ500は、他のインディーシリーズと異なり、どんな大物でも、
初参戦の時には、ルーキーとして扱われ、それまでの輝かしい戦歴
が有ったとしても、決められた速度を保ってインディアナポリスのコー
スを周回できるかの技能を、インディーの大ベテランたちが審査する
決まりとなっています。

それも、幾つかの速度のレベルが有り、少しずつ速度を上げるまだる
っこしいテストなのですが、これをクリア^しないことには、本レースその
ものに出場させてもらえないのです。

インディ500は、ただのレースではなく町全体を挙げての一か月近くに
及ぶお祭りです。
しかし、お祭りなのは観衆にとってであり、レーサーやチームにとっては、
過酷な一か月であり、特に、予選システムが複雑で、最後の方になると、
バンプと称して文字通り自分が予選を通過するためにその前に予選通過
を決めていた車を叩き出す(バンプ)仕組みが待っています。

しかも、同じ車で予選に挑戦できるのは、回数が決まっており、バンプされ
たからと言って、無制限に予選に挑戦できないようにもなっています。

そんなレースですから、簡単にさっと参加して、さっと勝てるほどの甘さは
何処にもありません。過去、日本人も数人参戦してきていますが、さほどの
目だった戦績はあげられていません。

それだけに、佐藤琢磨には頑張ってほしいと思わずにはいられません。
日本では中継されないだけに、気になってしようが有りません。
posted by ホワイトミスト at 01:26| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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