放映されたドラマの主役を張った俳優です。それぞれ、「悪夢ちゃん」
「TOKYOエアポート」「遅咲きのひまわり」です。
この中で、ストーリー的に頑張ったのが「悪夢ちゃん」でしょうね。
夢を扱ったドラマなので、結構突飛な画面作りが何カ所も出てきます
が、決して悪ふざけすることなく、最終回の急展開まで飽きさせずに
話を持って行ったのは、スタッフの総合力が及第点までに達していた
からでしょう。
面白かったのは、優香の役どころです。
当初は彩未先生と対立の構図だったものが、親密さを増していき、
最後は協力者として、強力にサポートする役どころに変わっていくので
すが、その変化が大変にスムースで、演出が良いのか本人の能力な
のかは、判断できませんが、とにかくモデラートな変化が秀逸だったと
思います。
ドラマそのものの結末は、過去の相関関係を白昼に晒し出す構成で、
ともすれば説明がちになるところを、北川景子の演技がそうはならない
ように、少しずつ自分と対峙しながらも変わっていくエゴとのやり取りが
大変興味深い進行でした。
子役の木村真那月の「あやみしぇんしぇい」と発音するシーンが、妙に
気になりました。可愛いのですね〜。
次に、TOKYOUエアポートの最終回ですが、これはちょっと主役にサー
ビスし過ぎで、あまりに上下関係を無視したストーリー展開で、現実か
ら乖離してしました。
ただ、この番組について書いた記事で、緊迫感が伝わってこないと、
苦言を呈したことが有りますが、最終回はこれでもかといろいろな危機
的要素を盛り込んで、それなりに面白さが伝わってくる構成でした。
最初からこうであったならと、惜しまれます。
それに比較すると、生田斗真の役作りが大変だったはずの「遅咲きの
ひまわり」は、地味な生活ドラマでありながら、起伏が大仰でない設定
をしており、通常なら盛り上げすぎるようなシーンでも、抑え気味な展開
に終始し、よくぞここまで我慢したなと感心するほど、きっちりとした終わ
り方をしましたね。
とても好感が持てるラストシーンでは暗くならずしかし芯は通す真木よう
子の演技が光りました。
最終回のハイライトは沢山ありましたが、その中でも、方言を使った主人
公の丈太郎に対し、最後に恋人を意識させる設定で、かほりには姉から
「方言を使わなかったね。」と指摘して対比させる辺り、細かい演出が見
られました。
見終えた後の爽快感が、心地良いドラマであったのは、久しぶりで、この
番組スタッフに対して、はなまるを贈りたくなりました。
以上、終了ドラマの総括です。

