上がり、気象用語ではかなり珍しい「煙霧」となりました。特に酷い時
間帯は午後2時前後で、あまりに多くの塵が舞い上がったために、
太陽が隠されてしまい、小一時間ほどは温度が急激に下がりました。
街行く人は、ほとんどの人が昨日のニュースから「黄砂」と思っていた
ようでしたので、「煙霧」とは少し肩透かしを食らったような感じです。
午後に入ったころから徐々に遠くの景色が薄く黄色味を帯びてきて、
時間が経つにつれて、頭上に迫ってきました。ピーク時には、風が非
常に強くなり、風上に向かっていると、目を開けていることが出来な程
の塵が目に入りました。
少し前までは、汗ばむほどの陽気に上着を脱いだ人達も、急激な気温
の低下に驚き、慌てて羽織なおしていました。
花粉の飛散も大量にあったせいか、くしゃみ・鼻水・目のかゆみの三大
苦を味わった人も少なくないはずです。
実際、視程も数Kmにまで落ちたそうで、私の立っている位置から50m
もいかないところにあるビルの色が、黄色味を帯びて見えました。
また、いつも見ている林が、一瞬ですが煙霧のために見えなくなるほど
大気中の塵ホコリが多かったようです。
この時間帯、走る車の屋根がうっすら白く見えるほど、ホコリが落ちてい
たので、呼吸器系の疾患を持つ方にとっては、かなり厳しい状況だったの
ではないでしょうか。
こんな時は、極力外出を控えましょう。
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