主契約者となっているため、川崎P−1と呼称されていますが、現
日本の航空機産業は、三菱・川崎・富士重工の機体メーカーとIHI
(旧:石川島播磨重工)のエンジン・島津製作所・東京航空計器等の
搭載品メーカーと、完全に色分けされています。
そして、戦闘機・高等練習機は三菱、小・中等練習機は富士重工
輸送機は川崎重工と、ほぼこの枠は外されたことは有りません。
と言ってもそれは主契約者での話で、実際の製作分担では、どの
機種でも必ずこれらの会社がかかわっていますから、結局新型機
の開発・生産を行えば、程度の差は有れ航空機に関連する会社は
すべて利益を享受できる仕組みなのです。
この中にあって、三菱だけは、唯一国産の小型双発機であるMU−
2を開発して、世界中に販売した実績を持っています。
そして、いままた、MRJを開発中で、これはすでに330機程度の受
注を得ている三菱が独自に開発した地域ジェットです。
三菱リージョナルジェットの頭文字が、MRJです。
世界にまだ存在しないほどの燃費を達成しようと奮闘している様子が
テレビでも放映されましたが、カナダのボンバルディアやブラジルのエ
ンブラエルといった機体開発メーカーの製品と激しいバトルをこれからは
繰り広げるわけです。
この狭い市場に、敢然と打って出たのがHONDAです。
HONDAの取り組みは、非常にユニークなので、別稿で取り上げます。
とにかくも、三菱の挑戦は始まったばかりです。気になるのは、少し線
が細い印象のシルエットですね。
胴体の居室の有効高さは、同クラスの中では一番高いそうなのですが、
そうは見えないんです。
やはり、ゼロ戦以来の繊細さが活きているのかもしれませんね。

