と思う人は、大勢いらっしゃいますが、マニアの入り口に立つと必ず気
になるのがこのブランド「DENON」です。
今は、「デノン」と呼ぶように統一されましたが、以前は「デンオン」と呼
ばれていました。
DENONは、NHKとの共同で開発したMCカートリッジ[DL−103]が
あまりの有名ですが、日本のPCMやCD開発の先頭を突っ走った会社
です。
MCカートリッジとは、レコード再生のキーとなるいわゆる「針」の部分で、
MC=ムービングコイル方式のピックアップのことで、レコードの溝をトレ
ースして発生する揺れから取り出す電圧が非常に小さいので、昇圧トラ
ンスやヘッドアンプを使用します。
しかも、針先が摩耗すると、針だけの交換が出来な機種が殆んどだった
ために、費用も掛かります。
しかし、それを上回る繊細な再生能力を持っていることから、高級志向に
走ると、必ず数機種は買いそろえて、比較=鳴き比べをしたものです。
レコードに代表されるアナログから一歩進んで、デジタツ化への嚆矢となる
PCMに取り組んだことでもDENONは有名です。
NHK技研の数ある研究テーマの中から、PCMに強い興味を抱いたDENON
のエンジニアが、猛アタックの末NHKとの開発の漕ぎつけました。
PCMとは、Pulse Code Modulation の略で、符合化変調と日本語では訳し
ています。
アナログが、時間経過とともに変化す音の波を、連続的に捉えているの対し、
PCMは文字通りある一瞬の音のレベルを、量的に表現し、それを時間の経
過とともに高精細に記録していく方式です。時間の区切りを細かくすればする
ほど、記録精度は上がって行きますが、それに伴って記録する情報量も急激
に増大していきます。
続く

