のに、今回のフルモデルチェンジからはセダンのみがラインア
ップされていますが、これはどうしたことなのでしょうか。セダン
が売れ出したのは、B4が発売されてからですから、レガシィの
代表的存在にはなりえなかったはずなのに、なぜ、ツーリング
ワゴンの後継をレヴォーグに託したのでしょうか。
少し前に、「スバル金太郎飴軍団完成」なる記事をアップしまし
たが、答えはここに有ったのです。OEM販売の軽とBRZを除
けば、ほとんど似通った顔を持つラインアップに変わってしまっ
たスバル車は、どのクラスのセダンとかワゴンとかなど区別が
ごっちゃになり易い状況です。勿論、車個々には、コンセプトも
違えば、性格も異なっている筈です。
しかし、一般消費者が、全てスバリストかと言ったら、そんなこ
とは全くありません。
(=スバリスト:熱烈なスバルファンをこう呼ぶ)
そのため、サイズアップを繰り返してきた結果として、肥大化
したボディをスリム化する方向が見当たらず、やむを得ず後継
のレヴォーグを開発して、サイズダウンを果たした言う見方もあ
ります。
ワゴン人気が無くなってきたと言われ、事実、売り上げではその
ように見えますが、ことレガシィだけ見れば、依然6割がツーリン
グワゴンです。この6割の中のどれくらいを、レヴォーグにシフト
できるかで、スバルの業績は大きく変化するでしょうね。
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