動放送が流れました。「緊急停止します。おつかまり下さい。」直
後、急停止、進行方向左隣に立っていた高齢の女性は、ほとん
ど倒れそうになりました。今度は、車掌の声でアナウンスが入り
ました。「無線緊急停止連絡のため、ただいま列車は緊急停止
しております。原因を確認中です。」
ところが、その数分後に入った再度の車掌のアナウンスに、私
は唖然としました。「先ほどの緊急停止は、鶴見線での発報に
よるものでした。東海道線には支障が有りませんので、間もなく
運転を開始します。」直通も何もない他の線での支障連絡で、
その近辺の運行がすべて停止するようなシステムで、鉄道って
運用されていたんですね。
その昔、電波の割り当ての関係で、チャンネルの割り当てが少
ないとの話を聞いておりました。そのため、何か有ればその
「何か有った場所」辺りの列車の運行を全部停めてしまって、あ
とは順次列車無線で、運転再開路線を指示していくという誠
に前時代的な方式を、未だ踏襲し続けていたことが、図らずも
露呈しました。
このデジタル時代にという前に、テレビの周波数帯を削って、
その為のテレビ受像機の買い替えを促して、余計な消費を発
生させ、携帯電話の割り当てを増やした電波行政。その行政
に対して、「あんたがたは、もっと大事なインフラに電波を割り
手ようとする気持ちが無いのかい」と、文句の一つも出ようい
うものです。
現実に、緊急停止中の列車内に於いても、あっちでピロピロ、
こっちでカチャカチャと、ゲーム操作に余念のない輩が、どっ
さりという始末。日本はもう駄目かもしれませんね。

