(いまは、WEB上でアエラの一コーナーとして復刻されています)
この号は本当の本音を、各メーカーにぶつけ、逆に各メーカーから終刊へのメッセージをもらって掲載するという全く異例の誌面展開でした。
それだけに、多少ともパソコンに興味を持っていた人たちのコメントは、休刊の報を皆悲しんだものです。
でも、それは、地方ローカル線の廃止前日のお祭り騒ぎと何ら変わりません。
そんなに惜しむんなら、普段から利用していれば廃線なんかにならなかったのに、とだれもが思う現象が、このASAHIパソコン以外にも、起きていました。
一時期雨後の筍のようにという表現がぴったりのパソコン雑誌の創刊ラッシュで、本屋の店頭の主役はパソコン雑誌という時代がありました。
一つの販台では置ききれず、二つ並べてもまだ新刊ラッシュに対応できない書店を多く見かけました。
このころの新刊の特徴は、新型パソコンが抽選で当たることを売りにしていました。
それも一台二台ではなくて、各メーカーごとのフラッグシップを一台ずつプレゼントなんて言うすごいのもありました。
その後、凋落、廃刊の歴史すら、遠い彼方に去ってしまいましたが、この当時の(2006年)元気のよかった会社は相当数もう存在しなくなっています。
雑誌の廃刊以上に、IT業界の浮き沈みが激しいことを、雑誌の広告を見るとより鮮明に理解できます。
ちなみにこの終刊号の価格は、390円でした。
パソコン雑誌の最盛期には、すべてのパソコン関連雑誌の月間総発行部数が148万部だったそうです。
意外に少なかったんですね。
そして当のASAHIパソコンは、10万部を突破したころが最盛期でした。
まさに昔日を語る記事をアップしました。

