通信分野だけに限ってみても、91もの規格があるのだそうです。
放送分野では、77の規格が存在しています。(電波産業会:集計資料より)
昔は、宇宙からの電波とラジオ電波、そしてテレビ電波など、極めて電波の発信元が限られていました。
ところが、今はスマホ・携帯電話・タブレット、ポータブルオーディオ、パソコン、インカム対応のヘッドセットなど、微弱ではありますが、電波を発信する機械がそこいらじゅうにあって、まさに電波が乱れ飛んでいるといってよい状態です。
しかも、それらの電波を中継する基地局も至る所にあり、さらにはSuica・PASMO等の交通系ICカードの普及で、それらの情報を読み取る機器からの電波も、発信されています。
さらには、デジカメに使用するMicroSDカードからも、電波を飛ばす規格が制定されて、撮影した画像をカメラから瞬時に他の機器に移動や複写させることが可能になっています。
もし電波そのものを、直接見ることができる能力があったら、景色を見るどころではなくて、電波のないところを探すのに一苦労するでしょうね。
こうなると真剣に考える必要のあるもの………それは、電波の海の中で溺れてしまうのではないかという現実的な危惧です。
電波は光の波長を下げていった部分のことを指しますから、もし長い波長側が見える能力を持った人類が現れたら、それこそ電波排斥運動の先頭に立って、旗を振るでしょうね。
と、まあ、実際にはあり得ない事柄ではありますが、小説のネタには十分ですね。
誰か、このネタ使いませんか。
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