その反響は今更言わなくてもよいほどの大きさです。
しかし、それをもっと大きな話題に仕立て上げたのが、あのスポニチ記者の「無責任」を問う発言であることは間違いありません。まったくもって、場の雰囲気を解さずに馬鹿な発言をしたものですね。
「思慮」とか「配慮」という言葉は、スポニチの記者は持っていないのでしょう。
1年半もの時間をかけて、活動休止の発表をするまでには、膨大な量の交渉を重ねてきたと思います。
グループとジャニーズ事務所、各スポンサー、テレビ各局など、相当にタフな精神的活動を強いられたことには想像に難くありません。
驚嘆すべきは、発表当日まで情報の流失がなかったことでしょう。
これだけのグループともなると、関係者の数はいったいどのくらいの数になるのか、芸能端に籍を置いていないものにとっては、見当もつきませんが、軽く1万人は超えていることでしょう。
その拘わった人たちからのリークが全くなかったことは、特筆に値することです。
しかも、何より素晴らしいのは、2年先の2020年12月31日に活動中止日を決めたことでしょう。
嵐のコアなファンに対しても、丸々2年のリードタイムがあれば、彼らの感謝を伝えるツアーは完遂できるでしょう。まことに持って、水際立ったという表現を献上したくなります。
これだけの細かな気配りをしたうえでの活動休止宣言の場で、その意図を細かく丁寧に説明した後に飛び出したスポニチ記者の「無責任」発言は、攻められて当然です。スポーツニッポンは会社として、嵐とジャニーズ事務所のたいして、深謝すべきであるし、明朝の新聞トップで発言に至った経緯と配慮の無さをお詫びすべきです。
ただ、この発言直後の櫻井翔の見事なカウンターは、嵐の名声をさらに高めましたね。伊達にニュースキャスターを担当していたわけでないことを、図らずも証明することになりました。
そして、何より、この後に続いた嵐のメンバーたちの発言によって、彼らの絆の強さを改めて家庭に知らしめましたね。
誠に清々しい5人組です。改めて、賛辞を送ります。
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