8階建てのマンションで、エレベーターが2基備えられているどこにでもあるような構造ですが、改修工事が終わった後、なぜか必ず1基は1階に来ていることが多いのです、いえむしろほとんど1階来ていると言ってよいかと思います。
そして、もう1基は4階に止まっているのです。おや〜〜〜と思ったのでしばらくエレベーターの動きを見ていました。すると搬器毎の待機ポジションが決まっていることに気が付いました。
エレベーターに向かって左側は、しばらく階床ボタンが押されないと1階に、右側は4階に自動的に移動していくことが分かりました。
たったこれだけのことですが、エントランスに入ってきた住人にとって、すぐに乗れるメリットはかなりなものです。
また、4階から上の階の人にとっては、1階からではなく4階から来ると、待ち時間の短縮になります。
実際に測ってみれば、差はそんなには無くせいぜい数十秒ぐらいだと思いますが、朝の急いでいる時には、この差は大変に大きな意味を持つ事になります。また。沢山買い物をしてきて、エレベーターが2基とも8階にあるなんてあるなんて、気の短い人でなくてもイラっとする原因になりまりますね。
ところが、常に1基が1階にあれば、そんなちょっとしたイライラも味わわないで済みます。
これほど少ない投資で、こんなに大きな効果を上げるアイデアも、そうは無いと思います。
この発想を出して実現した会社に、拍手〜〜〜〜ですね。
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