しかし、日本はまだ「ぐずぐず政策」を推し進めようとしています。たった5日でよいから、業務車以外の道路使用を禁止してしまえば、制限の厳しくない他県へパチンコに行くとか潮干狩りに行くとかできなくなりますから、それだけで感染拡大の機会を大幅に減らせることになります。
他方、公共交通では対策がかなり進み、電車での換気などは過剰なほどに窓が開いています。少し気温が低いと、たとえ暖房を入れていても、吹き抜ける風のために、風邪をひきそうなほどです。ここら辺の程度加減を、鉄道各社はもっと注意して欲しいものです。電車に乗ったがために風邪を引いたなんて、笑い話にもなりませんし、本末転倒と言えます。
また、空調の設備が古いビルなどでは、それこそ窓が全〜〜開に!何の確約もなくただ換気をするためだけの名目で窓を開けっぱなしにするというのは如何なものか。室温が下がりすぎるために暖房の使用量が上がり、電力需要が高まって、火力発電所が対応する形になってしまいます。
そうすれば、今度は過剰なCO2が大気に排出されるという悪循環を引き起こしてしまいます。単純に換気して居れば良いとざっくり考える癖はおやめいただきたいものです。消費経済にどっぷりとつかって生きてきた人類が迫られる選択肢は、そんなにたくさんは無いのですね。
あんまり大上段に振りかぶった発言はしたくありません。換気をするのであれば、程度をわきまえて実行して貰いたい、ただそれだけを訴えたいのです。
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