「一変じゃないの?」そう、二転なんです。
一転目は、飲食業の自粛を求められて、早い自粛対応の店から徐々に臨時休業に入っていったために、街の明かりがだんだんと暗くなっていきました。
そして、二転目は、これでは生活ができないと危機感を覚えた飲食業のオーナーたちの一部が、お弁当を露店で売り出し始めたのです。
そのあとは、まさに一気呵成という言葉通り、あの店もこの店もそんな店までも、「お弁当始めました。」「テイクアウトできます。」とやりだしたのです。急遽始めたものですから、簡素な机を引っ張り出してきて、手書き文字の「お弁当」のビラを貼って、商売開始。
昔見た戦争直後のニュース映画に通じる光景です。
普段は店の中で応対している店のスタッフなら、街頭販売もそんなに感触は違わないと思うのですが、これが意外や、皆さん緊張気味です。
これらの緊急出店組の中で、ダントツの人気を誇っているのが、焼き鳥です。やはり、盛大に煙を出して、匂いで人をひきつけることが出来るので、商売もやりやすいようです。
今日通った商店街では、一件目の焼鳥屋に地道に人が集まり、そこを過ぎて次の辻を左に曲がったら、そこは別の焼き鳥の露店が有って、ここは20数人集まっていました。と言っても、このご時世ですから、皆さんソーシャルディスタンスを守っていますので、人数の割には輪が大きいのが普段と違うところです。
さらに次の次の路地を右に曲がったらそこにも………と、こんな具合に爆発的に俄か露店が増えてきています。
こうなってくると、早くも過当競争が始まってしまうんですね。今は、店内営業を自粛せざるを得ないので、分かってはいても露天商法に頼らざるを得ないのがつらいですね。
皆さん、どんどん応援しましょうね。私が利用した店は、とても良心的なお値段で味も結構イケテましたよ!
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