法定費用だけで、202,000円か242,000円かかります。
「1円でできるって聞いたけど?」というのは、資本金の話です。では一体どんなお金が必要なのでしょう。
まず、会社というのは、どんな仕事を主に行うのかを、明確に文書化して法的に認められた形態である「定款(ていかん)」を作成します。
この定款を、紙ベースで作成すると、収入印紙代が40,000円必要になります。PDFであれば、電子定款となり、収入印紙代が必要なくなります。そのほかに、以下のものも用紙します。
定款の認証手数料:50,000円
定款の謄本手数料:2,000円
設立にかかる登録免許税:150,000円も、必要です。これが、費用の内訳です。
これ以外に、実際に会社設立時に必要な書類等にかかる費用として、以下のものがあります。
新しく設立する会社の実印作成代、設立時に必要な個人の印鑑証明取得費、新しい会社の登記簿謄本の発行費
これらで約10,000円程度は掛かります。
で、これらすべて自分一人で準備・申請した場合です。これを、専門の人に代行をお願いすると、代行手数料が必要です。相場的には、100,000円ぐらいか少し安いかぐらいです。
さらに、部屋を借りる、水道・電気の契約、机・椅子を購入する、電話を引く、電話機・FAXを用意するなどのお金も必要です。特に敷金は、事業用ですと、3〜5か月分必要の場合もあります。
これに事業が回転しだすまでの運転資金も必要になります。結局、資本金は1円で良いのかもしれませんが、ほかのお金が結構必要ということがお判りいただけましたでしょうか。ちなみ、株式会社を終わらせるときの費用は、すべて自分で処理したとして、約80,000円程度が必要です。会社って、よほど良い商品を用意できて、成算が無ければそう簡単に作るものではないんでしょうね。
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