勿論、大企業同士の豪華なカレンダーは健在です。
また、自衛隊三軍のカレンダーなどのような少し目的の異なるものについては、庶民のレベルでは目にする機会が少ないだけで、さほどには減少していないと思えます。書店でたくさん売られているようなカレンダーは、一般企業で作成すること自体無くなってきて、数字が大きくて空白もたくさんあって、行動予定表のサブ的な役割に使われる実用一点張りの大判カレンダーだけは、いまだ健在のようです。
その中にあって、昔からある一枚物のカレンダーは、人気が無いのに毎年大量に目にする場所が有ります。
さぁそれは、どこでしょうか。→ → → → → → → → → → それは、銀行ですね。
実用的かと言えば、一枚に12か月詰め込んであって、字が小さいしメモを書き込むスペースはほとんどない、しかも画面の半分はつまらない写真です。これでは人気が出ないのも当然ですが、それでも銀行は毎年顧客サービスの名目で作って、営業時間にはフロア係がこの時期だけは愛想笑いを浮かべて「いかがですか」
超低金利時代にそんな詰まらいものを作るのであれば、その経費を利息に還元しろと言いたくなります。
でも、銀行のお得意様用のカレンダーは、店頭のそれとは異なり、かなり豪華なものです。しかも、紙の厚さからして違います。
ここいら辺に「皆様の○○△△銀行」という軽薄な文字が、額面通り軽薄に取られる素地が有るのです。
しかも、中小企業を助けるのが金融機関の使命と言っているそばから、企業が左前になる兆候を見せると、救済措置という言葉は銀行の辞書にはないということを、いやと知る貸し剥がしさえ行うのですから、銀行は極悪非道そのものです。
なのに、メガバンクの決算を見ると、目を疑うほどの利益を上げているではありませんか。
しかも、メガバンク系列には、以前のサラ金が衣替えだけした消費者金融機関を傘下に持っています。イヤハヤ、金融機関というのは……………。
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