中国の新華社が配信したニュースの抜粋
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米電気自動車(EV)大手テスラの中国子会社、特斯拉(上海)が、SUV「モデルY」のステアリングナックルの強度が設計要件を満たしていない恐れがあるとして、計2万1599台をリコールする計画を届け出たことを明らかにした。
リコール対象となるのは、2021年2月4日〜10月30日に中国で生産した一部車両。
サプライヤーの製造上の原因で、前後に取り付けたステアリングナックルの強度が設計要件を満たしていない可能性がある。車両の使用中に変形や断裂が起こり、極端に力が加わるとサスペンションのリンクがステアリングナックルから脱落し、運転に影響して衝突事故につながるリスクが高まると説明している。
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つまり、ハンドルが効かない事態となり、あらぬ方向に走行して事故に至るという内容です。まことに恐ろしい内容だとは思いませんか。運転手の意のままに動く筈のハンドル操作が、全く反映されないとしたら、凄い恐怖を覚える事態に陥ることは必至です。
ついに白日の下に晒された中国下請けの問題は、昔からくすぶっていた日本の国民感情に「まただよ。」「またかよ。」の意識を強くさせるものです。これが地上を走るだけの自動車ですから、まだしもの感が有りますが、もっと空恐ろしいことに、エアバス社は中国で現地生産しているのをご存知でしたでしょうか。あのベストセラーとなっている、A320シリーズをかなりの数中国で作っているのです。
ロシア戦闘機の焼き直しで、表向き高性能を謳う中国が開発したとされる戦闘機は、まるっきりロシア風な香りが強烈に漂ってくるフォルムです。この戦闘機のパイロットはいつ不具合が発生するか怯えながら飛ばしているのでしょう。情報統制がギチギチと音をたてそうな国ですから、墜落したというようなマイナスのイメージを抱かせるニュースは一切流しません。でも、あの新幹線の事故の時でさえ、誰でも技術的な低さを知っていながら一人もそれを指摘できない中国という国の内情を、物凄く不自然に感じたものです。
テスラにしても、今回のことをずっと危惧していたと思います。しかし、安い生産費用に目が眩んだのでしょうね。そして、やはり公表せざるを得ないような致命的な下請け納品部品の拙劣さに、足元をすくわれたのですね。早期に中国での生産をやめないとと、あなた方はきっと手痛いしっぺ返しを食らうでしょう、と予告しておきます。
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