そして、ソナーやミリ波を使用した車間距離保持走行や接近警告・非常ブレーキシステムも、オプションでかなりの車種に適用できています。そこへもってきて、ハイブリッドから分化したe-Powerが出現すると、ブレーキをほとんど使わない運転が可能になりました。
また、サイドブレーキも、足踏み式かレバー式かだったものが、ボタンを押すだけでパーキングモードに入ってしまい、解除もレバーを指でチョンと押し下げるだけになってしまいました。
これだけ、自動車の車種間での違いが出てくると、今乗っている車から乗り換えるときに、大きな違和感を持ってしまいます。
ましてや、池袋の暴走事故に端を発して老人の免許更新時のハードルの高さは、かなり上がりました。75歳以上に実施することになった実車検定では、教習所備え付けの車で行いますから、最新型のハイテク車に乗り慣れてしまった老人は、いきなり以前の車で検定すると言われても、すぐに元の感覚には戻れません。
自動車は誰でもどんな車種でも、操作系の差が少ないので、乗りこなすのに時間がかからないものとして認識されていましたが、昨今はその常識が崩れ去ろうとしています。
先ほど書いたe-Powerについていうならば、アクセルをオフすると、車の慣性をエネルギーとして発電する方向に働くプログラムが組んであるので、結果的にブレーキがかかります。
アクセルペダルの踏み込み一つで、急加速も出きれば、アクセルを急激にオフすれば、急ブレーキがかかります。急ブレーキ状態の時はブレーキを踏んでいなくても、後続の車に減速を知らせるためにブレーキランプが点きますが、アクセルを少し浮かした状態ではやんわりブレーキがかかりますが、エンジンブレーキよりは効きが良いので、後続の車は慌ててブレーキを踏まされることにもなりかねません。
新時代の車では、新時代の操作方法が必要になっているんです。

