2022年07月22日

『LOVE LOVE あいしてる』が最終回! 異聞

びっくりしました。『LOVE LOVE あいしてる』が最終回! について、何の気なしに記事を書いて、昨日、アップしましたが、何と地方局では番組の途中で切ってしまったところがあることが分かりました。
局なりの事情が有るのでしょうが、これだけの大きなイベント性が強い番組を途中でぶった切るという行為は、かなりのものです。
というより、蛮行と言って良いでしょうね。

視聴率が取りにくくなっている昨今、絶対に視聴率が稼げる鉄板番組を、いとも簡単に時間の都合でカットできるとした局のマネジメントの思慮の浅さを感じてしまいます。これだけのお化け番組になれば、本当は尾ひれを付けて、前振り後振りをセットにして、話題性を維持しつつ視聴率を取りに行くのが普通の発想です。

ところが正反対のことを平気で行えること自体、競争の世界を意識できていない証拠です。時代認識が狂っているという言葉と同等で、趨勢を見誤っているのです。東京圏や大阪圏のディレクターなら、絶対に冒さないプログラムカットですね。
番組編成に方々の常識に、吉田拓郎のビッグさが理解できていなかったのだと推察してしまいます。

何故、これだけの存在になったのかをきっと研究していなかったんでしょうね。「吉田拓郎を良く知っている年代から見ると、今の若い人は粘りがないですね。」と言われがちですが、それはまちがっているんです。いわゆる評論家的な発想です。
彼の作品をじっくりと聞き込み、野外ライブでなぜ集客が出来たのかなど、オンタイムで知っている人以外は、すべて後からの知識でしかありません。

今後も、こういったアナクロ的な間違いはたくさん起きるでしょう。でも、言っておきます。
プロデューサー・ディレクターの方々に申し上げます。あなた方より年齢の高い芸能人の場合は、その活躍の凄さの尺度を意識しましょう。
今のようにネット配信が盛んになり、排他的流行しかできない音楽シーンとは全く異なった流行という言葉の真実を、解き明かして深く理解しなければ、番組作りは成立しません。
posted by ホワイトミスト at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック