2022年07月24日

競歩って過酷な競技

競歩って競技は、見ている分にも辛い競技ですね。今、世界陸上で35Kmを中継していますが、常に片足が地面に付いていなければならないことは知っていますが、もう一つのルールである「着地した足は体の真下に来るまで膝を曲げず、まっすぐ伸ばしておく」というのは、かなり体に負担がかかる歩き方です。

実際に真似して歩いてみてください。普段あまり早歩きしない人はおろか、かなり早く歩いている人でさえ、この歩き方を長時間続けると脛の痛みが急に襲ってきて、全く歩けなくなってしまうほどの負担を感じます。過度な運動を止められている人は、絶対にやらないでください。というよりも、そんな歩き方最初からできないと諦めていますよね、大多数の人は。

かなり以前の話で有りますが、山手線を一周したことが二回あります。自分の記録では、6時間弱で歩きました。ところが、この競歩は35Kmを2時間半を切ってくるタイムで歩いています。時速にして、14Km以上出ている計算です。
車で工場の敷地名での走行制限速度8Kmと書いてあっても、これを維持するのはかなり難しく、12〜15Km出てしまっていますが、これと同じ速度を2時間半弱も続けるのです。しかも、炎天下で。

スポーツ選手と言えども人間ですから、熱中症にかからないとも限りません。特に、夏場ですから、その過酷さはいや増すでしょう。
事実、いま出場している日本人選手の中にも、競技終盤で熱中症にかかってしまった人がいるとのこと。
どんな競技でもそうですが、記者会見で泡食っている新人と、ベテランとでは、その行動力に差が出てきます。

スポーツする人、特に競技者の場合は、ストイックな生活を送ることは最低限の規律であり、日常の食生活から如何に体の芯に馬力を付けられるかに目標を設定する必要が有ります。そのための管理栄養士を専門に雇う人がいるくらいですから。

そんな競技人生を送れる人は、稀有な経験をできる半面、普通のサラリーマンのような、ある程度の緩さが許容される世界にどっぷりつかっている人たちのメンタリティは絶対理解できないでしょうし、その逆もまた真なりですね。
posted by ホワイトミスト at 00:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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