2023年01月24日

気象庁はオオカミ少年か

台風が来るぞ、それも猛烈なのが……。記録的な大寒波が列島を覆うでしょう。明日は今日ほど気温は上がらないでしょう。
でも、予想は空振り。「天気予報ってどうして当たらない?」

と思っている人はかなりいるでしょう。やはり、目で見えないものの実態をつかむのは、かなり難しいのですが、それでも、観測機器の発達や観測網の細分化などによって、以前よりは細かいエリアごとのチェックが出来るようになっているのです。ただ、それでも、「局地的」と呼ばれる場合の気象変化は、その細かい観測網のメッシュよりももう一段細かくないと、実態には迫れなのでしょう。

ある漁港の漁師が、朝の特定地点の雲がかかる様子を見て、朝は雲一つないドピーカンで風もまったくないのに、「今日は荒れるから、漁にはいかん。」と、家で網の修理をする姿を見ると、違和感を覚える人は少なくありません。しかし、午後になって急に雲がかかり、いきなりの嵐が襲ってくると、改めて地元の人の経験は凄いもんだと思う人が、沢山いるのも事実です。

全てが科学的に解明できるものではないことを教えてくれる良い例が有ります。
新聞の天気図に載らない遥か南の海上で、台風が発生すると、足にリューマチがある患者さんは、「あ、台風が出来た。」と感じるんだそうですが、これなどは全く普通の観測機器の性能には盛込めない部分ですね。

「ツバメが低く飛ぶと雨」っていうのも、気象現象を予見する言葉で、空気中の湿度が上がってくると、飛んでいる虫の高度が下がってきて、それを捕食するツバメも低く飛ぶという理屈なんですが、いきなりこの言葉だけ言われても「???」と思いますよねえ。
つまり、気象庁は、細かいメッシュの部分までは追いかけ切れていなので、予報が当たった地域と外れた地域が隣り合ったような場合は、片や「今日の予報はピッタリだってね。」となるし、片や「また予報は外れたね。」となるのです。

ですから、オオカミ少年である方が、より災害に遭いにくいので、今のような予報システムが出来ているのではないかと、勝手に気象庁の味方をしています。

posted by ホワイトミスト at 01:25| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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