それほど、この規格は魅力あるものですが、それをさらにさらに駄目押しをするレンズが有るんです。
それが、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED12-100mmF4.0 IS PRO です。
フルサイズ換算だと、驚異の24-200mmになります。しかも鏡胴の長さは116.5mmしかないんです。
それでいて、倍率は8.3倍に達します。
焦点域全域でF4.0を掲げており、かつ、絞りも7枚の円形絞りを採用していますので、正に怖いものなしです。
そして、これの兄弟的なレンズとして、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 が有ります。こちらはPROの冠は付きませんが、航空機の写真を撮るなら、まさにこれ一本です。
フルサイズ換算で24〜400mmが軽々と持てて、しかも強力なブレ対策のシステムが有りますから、長玉であってもややスローシャッターでも怖くありません。
まめな人なら、交換レンズをささっと付け替えることができるかもしれませんが、航空ショーの途中でレンズ交換なんてありえません。
となると、次善の策としてカメラを2台持って、ということが考えられ実際にそうしている人たちがいることは間違いありません。しかし、いかんせんお金がかかります。そして、荷物が多く重くなります。
機動力が削がれれば、写欲が落ちます。写欲が落ちれば、必然的にシャッターを押す回数が減ります。
良い写真は数多くシャッターを切る数に比例します。フィルムカメラ全盛の頃、高名な写真家が病床でもからシャッターを切り続けたというのは有名な話です。高機能で高機動、マイクロフォーサーズは、これからのスタンダードです。フルサイズは、大艦巨砲時代の最後のあだ花になるかもしれませんね。