2023年03月31日

強力過ぎるクッキー反映機能

インターネットの普及に一役買っているクッキー機能。でも、最近はその機能をユーザーの意向まで無視して利用するサイトが増えすぎました。クッキーのデータはパソコンユーザーごとにその所有するパソコンに記憶されたエリアから、アクセスしたサイト情報を読み込んでいきます。

なんのこっちゃと言われそうなので、簡単に言えば、一度訪れたことのあるサイトのクッキーデータを利用して、今、自分が利用しいるてブラウザー自身が勝手に、閲覧しているのと同様なサイトを自動巡回してサーチし、その結果を「一押し!」としてリコメンドしてくるんです。
だから、パソコンユーザーの閲覧癖に偏った検索結果ばかりが連続して表示され、意外性を得ることが出来なくなってしまいました。

しかも、昔はブラウザーが異なれば、それぞれ異なった検索結果が表示されたものですが、今は検索候補の表示そのものが、ブラウザーソフトを複数搭載しているパソコンであっても、ほぼ同じ結果を出してきてしまいます。これは、とても使いにくいです。
ブラウザーソフトを使い分け、検索サイトを使い分ければ、様々な角度からリサーチできたものが、いまユーザーの選択肢が狭くなってしまったのです。

技術者と言うものが飽くなき向上心を持たなければ、見る間に第一線から落ちこぼれていきますが、あまりに技術力が高いと、我田引水を繰り返し、非常に使いにくいものを「これは凄い機能を満載しました。」と言わんばかりに利用を押し付けてくることが、近年は大変に多くなりました。Windows11になって何が使いにくくなったかと言えば、今まで普通に使っていた「コピー」が右クリックだけでは表示されなくなり、コンテキストメニュー画面のその他の機能をクリックしないと従来機能に馴れたユーザーはまごつくばかりです。

やりたいことを増やしたい、だからメニューの階層を深くする、もっと深くしたいからリボン機能を付けました、さらにさらに……の繰り返しが、マイクロソフトの提案です。頭の中が全く整理されていないものを、ガリバー的立場で押し付ける会社がこんなにのさばって良いのでしょうか。

と、いつものようについつい熱くなってしまいましたが、言いたい事の一端でも汲み取っていただければ嬉しいです。
posted by ホワイトミスト at 01:02| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月18日

ネットの優先度って?

知人がインコをメインとしたペットショップを神奈川県中郡二宮町にオープンしたというので、ネットの地図サイトで探してみようと思ったのは良いのですが、あれほどフットワークが良いと思った有名サイトでさえ、この地域のこととなると(およそ半年以上?)まるでデータが更新されていなことに気付きました。地図データ上でも過疎地帯が有るんですね。

グーグルマップ作成用写真撮影車を見た事が有るとこのブログの記事にも書きましたが、流石に全国をカバーするには無理が有るのか、順次更新の時間はかなりかかります。
で、フッと思ったのですが、基本的に地図と重ね合わせる目的の写真撮影って、幾つかの条件が必要だということです。まず、基本的に風景写真と同じものを撮影するのですから、薄暮時はダメで太陽の光量が必要になります。と言うことは、雨や雪は当然駄目で、曇りであってもあまりに暗い時はやはり撮影に向きません。

こうしてみると、撮影目的の地に出向いても、撮影に向いている時間帯はかなり制約を受けることが理解できるでしょう。
だから、これだけの便利さを維持するのには、実は大変な労力と費用が必要だということなんですね。
それでも、それを完遂するだけの資本力と人員確保とそれを編集するだけの機材をすべて賄い切って、そのうえでそこから収益を上げる仕組みを構築するのですから、そんじょそこらの企業ではとても負担できません。

地図専門で会社の態を成しているゼンリンの地図更新の現場に居合わせたことが有りますが、あれも大変な作業です。見ていて、チョージミーな仕事ですが、それをビジネスに昇華しているからこそ、会社が成り立っているわけです。
グーグルの場合は、直接的な収益を得る手段としてではなく、利用者に一方的にベネフィットを与えるというところから、何かに派生したビジネスモデルを構築しているのでしょうが、それにしても、よくぞこういったモデルを展開できるものだと感心してしまいます。

そう考え始めると、ちょっとした田舎町レベルのリアルタイムに近いデータ更新が遅いのも無理からぬことだと思えます。
posted by ホワイトミスト at 01:27| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月26日

邪道かもしれませんが………

パソコンのインストラクターをやっていると、時にとんでもない質問が来ることが有ります。
先日持ち込まれたのは、「漢字ナンクロの記入の手間と漏れを無くしたい」というお気楽な質問でした。
でも、これって結構手間暇かける必要があるんです。縦横15マスぐらいの規模ならなんてことはないんですが、新聞の片面全面にヒントが乗っていて、もう片面はパズルのマス目が並んでいるクラスになると、同じ文字を何カ所かに入れる作業で、意外に入れ忘れが有るものなんですね。

だから、質問の趣旨はよ〜く分かります。
ま、それをパソコンで補助するのが良いかどうかは、別の次元の話として、実際の答えを作ってみました。
基本となるのは、エクセルのLookup機能で、これを使えば、簡単に解決できます。

ヒント1:紙のパズルでは、「この熟語はこれでキメ!」と穴が開いた場所に漢字を入れます。その穴の開いた場所に振られている番号と同じ番号が書いてあるマス目に、同じ漢字をかき入れるのがこのパズルの肝なんですが、あまりに記入箇所が広いとつい見逃してしまうマスが出てきます。これを無くす方法を考えましょう。

ヒント2:パズルの横に、導き出した答えの漢字をかき入れておくメモの場所にだけパソコンでは入力します。
これを、Lookup機能でマス目一つ一つにメモのエリアを対象とするテーブルを作っておきましょう。テーブルに漢字が入力されて確定した瞬間、同じ番号が振られたマス目に、テーブルに書き入れた漢字が表示されます。この方式の良いところは、メモの漢字を入れ替えれば、瞬時に何度でもパズルの中の対象のマス目すべてを書き換えてくれることです。

頭が疲れてきて、間違って入力することが増えてきますが、そんな時に何度でもじっくり見返して、訂正・修正がとても楽になります。
こうした応用が利くソフトの使い方を身に付けていれば、様々な難問でも回答するための手段を整理しておけば、後は求める数値の元のデータをどのように加工すればよいだけになります。

遊びのつもりでこういったものに挑戦するのは、思考が柔軟になるのでおおいにチャレンジして欲しいと思います。
posted by ホワイトミスト at 11:20| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする