2023年03月26日

ブルーレイHDDレコーダーそろそろ

最近の電化製品って「10年ぐらいたったらお取替え時期です。」と書いてあるものが増えています。
3年前、住んでいるマンションのガス湯沸かし器が全戸取り換えになりました。今のマンションは銀行系の管理会社の変わったので、そこらへんはきっちりしています。

また、洗浄便座の水漏れが発生したので、これも管理会社に相談したところ、新品と交換してくれましたが、この製品にも、「10年間……が目安…」の文字が、蓋に刻印されていました。ここに移り住んでもう10年近くなりますが、引っ越す直前に購入したブルーレイHDDレコーダーに、「ブルーレイディスクに書き込めない」エラーが出てしまいました。

昨年、初めてその症状が出た時は、このメーカー専用のクリーナーを購入してきて、メンテしたところ、すぐに復帰しました。それから、半年ほど経過して、もう一度同じ症状が出て同じくメンテしたら、やはり一発で書き込めるようになりました。
ところが、今回は数回メンテしても、ブランクディスク挿入の時点から、ディスク種類を読み取れないエラーが出たままです。

購入して10年、やはりもうそろそろ寿命なのかもしれませんね。
こうして回りを見回してみると、ハイビジョンテレビは15年、冷蔵庫は8年、洗濯機は3年、扇風機は2台あって2年と5年経っています。
昔の製品のように、20年以上のものが一つも無いんですね。

それだけ、製品の設計寿命を精密にコントロールできるようになったのか、あるいは、それ以上の寿命を持たすことが安全対策上問題視されだしたのか、どんな理由かは分かりませんが、電化製品の買い替え需要が定期的に発生するような施策でも業界の裏で談合されのか、一般人にはわかる術もありません。

ただ、現在のところ、電化製品は10年も経つと消費電力がかなり減ってきているのも事実で、一概に買い替えをしたくないとするのもどうかと思えます。ただ、製品価格もどんどん上がってきているので、その兼ね合いは難しいですがね。
posted by ホワイトミスト at 00:32| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月20日

満額回答

今年の春闘は、例年と大きく様相が異なり、大企業は続々と満額回答をしており、中には要求以上に賃上げを実施する企業まで出てきました。
企業にとって、一番きついのが、優秀な人員の流出です。将来を見越して採用して育て上げた能力を備えた人員が、給料の安さに不満を覚え、もっと高額の給料を出す会社を探し、転職する構図は、いまや人材会社の乱立を見れば、人材が動くだけでかなりのビジネスが出来るほどで、どれほどの人員が現状に不満を持っているかが分かろうというものです。

それだけに、今回の春闘で満額回答が相次いだ背景には、日本のトップを自認する企業が率先して満額回答を行った結果、人材の流出を恐れた二番手三番手の企業も満額回答を出さざるを得ない状況に追い込まれてしまった結果なんです。
で、そうなると、中小企業でも体力の余裕がないところは、正に戦々恐々です。

いつ何時、自分の会社のエースが転職してしまわないか気が気ではないと思います。でも、仮に一部の者にだけ厚遇したとしたら、その会社は内部から崩壊するでしょう。崩壊を恐れて、全社員に同じ条件を提示したなら、今度は経営が立ちいかなくでしょう。
経営陣はそれこそ頭の痛いことを、大企業はやってくれたもんだと嘆いている筈です。

でも、その責任はどこにあるのかと言えば、実は大企業に有るのです。大企業が高収益を社員に還元せずにせずにすんでいたのは、景気の悪さに起因しています。景気が沈滞していれば、賃上げせずとも現状の生活水準を維持できます。その結果、大企業が吸い上げた利益が社会に還元されずにいたのです。それで、ますます景気の流れは悪化していき、中小企業になればなるほど、苦しくなってしまったのですね。

今回の回答によって、当初は中小企業が苦しいでしょうが、大企業が吐き出した利益はやがて社会全体に還流してきます。消費額の向上が見込まれる世間になって行くでしょう。そうなれば、社会の底辺にまでお金が回り始めるはずです。そこまで考えて満額回答しているとは思えませんが結果的に良い経済循環を形作る基本は実行されつつあります。

国の保険金で給料を賄っている業界は、それこそ今回の賃上げを見て、国がどれだけ迅速に対策を打ってくれるか固唾を飲んで見守っていることでしょう。さあ、国はどんな施策を打ってくるのでしょう。生半可なことでは済まされませんからね、今年は。迅速に高額を支出することを実現して欲しいと願っています。そうでないとこの業界は廃業が相次ぐでしょうね。
posted by ホワイトミスト at 01:09| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月27日

風力発電

風力発電のイメージは、山間部や洋上に高い鉄柱を立て、そこに大きなプロペラが比較的ゆっくりと回っている姿だと思います。
でも、もっと小さな家庭用に開発された風力発電機も有るのです。では、なぜあんな大きなものと家庭用なんて言う区別が出来てしまったんでしょうか。それは、風の性質によるのですね。低山でも平均風速は8〜9m/sはあります。ただ、あんな大きな風車は危険ですので、人が立ち入れないようなエリアに設置されているのです。

対して、市街地での平均風速は、2〜3m/sと言われています。これくらいの風力では、以前は風車を回して発電するというレベルにまでは到達できなかったんです。しかし、力学的な研究が進んで、様々な形状が考案され、今ではかなり微弱な風でも発電できるようにはなってきました。しかし、絶対的に大きな発電量を求めるとなると、風がもっと定常的に強く吹く場所が必然的に必要とされてきます。

そのための第一歩は、少しでも高いところに風車を設置することが基本です。ただ、むやみ高いところに設置すると、後々のメンテナンスが大変で、その費用がバカになりません。ですから、装置までのアプローチが容易で、しかも、あまり人家に近くなく標高が稼げるという条件を課すと、意外に個人の庭レベルでは難しいことが分かります。

モニュメント的に設置するならまだしも、本来の目的は自宅の電力を賄えることと、もし余剰が出るならばそれを売ることです。
今の法律では、20Kw以下の小型風力発電機からの電力が、比較的高い価格で売れるようです。
日本での実績がある風力発電装置は、ゼファーという会社が製作しているものが有名です。低騒音で高効率なのがウリです。

で、性能はどうかと言えば、風速に応じて出力が変動するのは当たり前として、2.5m/sで発電可能となり、この時の出力はたったの27Wです。この機器の定格は12.5m/sの時のもので出力は1000Wです。最大運用風力は50m/sでこの時には3200Wもの発電が可能です。このタイプの本体価格は50万円くらいだとのことです。これに、インバーターを付加して出力を平たんにする必要が有ります。
実際には、更に蓄電池と組み合わせて、非常用電源用途に振った設置が一般的です。

何と言っても、この機種は小さいです。羽の直径は、1.8mしかありません。ちょっとした田舎で、広い土地持ちで丘でもあれば、絶好のロケーションと言えます。共同で100機程度纏めて設置すれば、それなりの売電も可能になると思います。もっともその場合は、もう少し上位の機種の方が、コストパフォーマンスは優れているでしょうね。
posted by ホワイトミスト at 01:21| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする