2024年04月20日

カラーフェイリアー

オッ、聞きなれない言葉ですね。カラーフェイリアー?
カラーフィルム時代には、盛んに聞かれた言葉です。何を指すのかと言えば、例えば、菖蒲園に行って、いろいろな種類のショウブを撮影したとしましょう。早い時間に行くと、花に元気が有って、綺麗な姿態をものにすることができます。

存分に撮影して満足感に浸りながら、帰り道に行きつけの写真屋さんにフィルムを持ち込んで、同時プリントを依頼します。半日までは待たずに現像とプリントが出来上がってきますので、食事などして出来上がるまでの時間を潰します。
そして、出来上がり時刻の少し前にもかかわらず、「出来上がってますか?」

大概の場合、同時プリントは出来上がっています。勇んで、開封して写真を見て、そして、がっかりするのです。
「こんな色じゃないよ!」そう、全体に紫がかった抜けの悪い画質なんです。
もっと、すっきりとした、綺麗な緑を期待してだけに、がっかりもんですね。
どうしてでしょうか。菖蒲園って独特の光が有りますね。そう、緑が池全面を覆い、その中に菖蒲の花が咲いていますね。
この色の配分が、当時のカメラの露出では上手に設定ができなかったんです。

そして、プリントする機械の方でも、色の濁りを修正できませんでした。
というよりも、色の特性から画面全体の緑のせいで、露出補正が正確に働かず、汚い色にしてしまっているのが原因でした。
これを、カラーフェイリアーと言うのです。

そして、あなたはまた写真屋に行って、綺麗な緑になるように補正してくれと注文を付けるわけですが、残念ながら、オートプリンターではいくら頑張ってもほぼ修正はできなかったんですね。

どうですか、今のデジタル時代と比較して、このまだるっこさは!でも、これが、フィルムカメラ時代の絶頂期の品質だったんです。
今は、撮影したその場で自分の目で修正可能になっています。
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2024年04月06日

OMDSのカメラの凄さ

OMDSのOM-5を入手してから、カメラから受ける感覚が微妙に変化してきました。
それは、AF精度と合焦の速さと確実性の向上です。いったん捕まえた目標をしっかりとつかむ機能は、確実に前世代機に対して大きな進歩を遂げています。また、とにかくボディの作りがしっかりとしているのに、なんでこんなに軽いのという点です。

フォーサーズ機だからというのは一つの要因ではありますが、高性能になればなるほど、CPUには大きなロードがかかり、その結果発生する熱対策にも困難さが襲い掛かってきます。大きなヒートシンクを使えば冷えますが、それでは小型軽量化とは正反対の路線です。
しかも、現代のカメラには、手振れ補正という新たな機能が、備わっています。

これの高性能化でも、OMDSの前身であるオリンパスの時代から、他社をリードしていましたが、OM-1MKUではまたもや猛烈な手振れ補正が可能となり、150-600mmというニューカマーの超望遠レンズ撮影でも、手持ちで撮影できるという、まさにモンスター級の手振れ補正技術を搭載してきています。

この高性能を他社は指をくわえてみているわけではなく、続々と同等の機能を搭載してきてはいますが、今の所OMDSの独り勝ち独走状態が続いています。その証拠に、撮影のプロの器材にも、OMDSとはっきりと言い切るカメラマンが増加中です。
今までは、なんとなくオリンパスのフォーサーズ機は、使い勝手が良くても公にはキャノンだニコンだソニーだと言っていたカメラマンまでが、実はオリンパスの最終機種ぐらいから、サブカメラないしはメインカメラと使用してきていたことが、最近ではわかってきています。

今では、OMDSのカメラがメインと言い切るカメラマンが続々と増えており、実際に手に取った時から、改めてファンになったプロも大勢出てきました。特に、最新機能であるNDフィルターのグラデーション機能を内蔵したことによる、持ち運び器材の点数を大きく減らせることについては、もうざ絶賛と言ってよい誉め言葉の嵐が多数寄せられています。

画像サイズの小ささを逆手に取っただけでなく、CPU搭載のソフトェアの性能が良く、かつ、アイデアも素晴らしい今のOMDS。今後の器材展開には、大いに期待できます。
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2023年11月08日

ローリングシャッター歪みゼロ

デジタルカメラの電子シャッターで一番問題になっていたのは、動きものを撮影するときに電子シャッターで撮影すると、ひずみが発生してしまうことです。なぜそんなことが起きるかと言えば、何十列にも重なったセンサーに光が当たって発生した電荷を読み取りますが、一度に全画面を取り込むのではなく、上から下へと読み込んでいきます。

すると、厳密に見ていくと、上のセンサーの信号よりも下のセンサーの信号は、時間的に少し遅いほうにずれてしまいます。すると、撮像素子からもらった信号を写真にしてみると、上から下にいくにしたがって、ドンドンと時間がずれていってしまうことになります。
写真雑誌で見かける扇風機の羽が崩れて写っているあれが、ローリングシャッター歪みです。

この概念を打ち破ったカメラが出ました。ソニーのα9Vです。センサーの信号をいっぺんに全画素から取り込む方式を取ったのです。もちろん産業用にはすでにこの「グローバルシャッター方式」は製品化されていましたが、このタイプのセンサーはとんでもなく高価なのです。
ですから民生機にはなかなか搭載できないシロモノでした。
ところが、このカメラはボディだけで88万円という破格の値段で登場しました。

でも、この方式を取ったことにより、1/80000のシャッターまで専用ストロボを使えばシンクロ撮影ができるようになりました。
そして、特性上メカニカルシャッターは必要なくなりました。最高約120コマ/秒での撮影もOKです。
でも、こんな高規格な製品で撮影したら、1回の撮影行でいったいどれくらいの枚数撮影してしまうのでしょう。

私のように、一日飛行場にいて800枚くらいしか撮らない人間でも恐らく10倍は撮影してしまうでしょう。
後々整理が大変になりますし、パソコンの大容量記憶装置をもってしても、容量不足を招きかねません。
まさに、超ド級のカメラの登場と言ってよいでしょうね。

さあ、ニコンとキャノンの追撃はいつ頃から始まるのでしょう。興味津々、目が離せませんね。
posted by ホワイトミスト at 00:00| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする