開梱すると、大きな保護空気袋に埋まって、これまたやや大きめの商品が入った段ボール製の箱が出てきました。
そして、更に、その段ボールは組み立て式の一枚の段ボールからできている箱だったのです。
少し前の包装形態とは全く異なるので、安っぽさが漂います。そして、説明書がトンでもなく薄くて後はPCからPDFで出力してくれという、これまた今風のコストカットですね。(PDFは430ページくらい)
肝心の本体もびっくりしたのは、バッテリーチャージャーが単体では存在していず、カメラ本体を使ってバッテリーチャージする方式なんですね〜。勿論、別売りのチャージャーもありますが。
当然、以前の機種なら必ず付属していたメモリーカードも、お試しレベルの小容量のものさえ付いてません。
これが価格を下げる方法なのでしょう。
フラッグシップとの違いというものを、こういったところで差が付けられているのは、ある意味良心的でさえあります。
カメラに求められる性能を凝縮して、かなり小さな筐体に収めてきたのですから。
小型化軽量化に徹するという目的は見事に達成されています。ただ、個人的にはもう少し大きくして、大容量のバッテリを搭載できるようにしてほしかったことと、メモリーカードのスロットが一つしかないことです。
2スロットあれば、一つには動画、もう一つには静止画と振り分けられる機能も搭載可能ですからね。
常時、700〜800枚くらい撮影する私にとっては、バッテリーの交換を気にしないといけないのは、少し困りもんです。
と言っても、瞳検出や飛行機の追随も楽々できるファームウエアの搭載は、正に正常進化と言えます。
コンピュテーショナルという言葉を根付かせたのは、OMシステムズの前身であるオリンパスが、センセーショナルなデビュー飾ったE-M1 MARKUに各種搭載してきた機能から、自然発生的に広まったものです。この面でも、OM−5は超性能でありながら廉価な商品であると言えます。