この記事を書くきっかけになったのは、2年前に購入したデスクトップパソコンのスペックがかなり強力だとの宣伝文句を信じていた時にさかのぼります。
bluetooth機能については当初あまり重視していませんでしたが、ヘッドホンを新調した時に、ワイヤードとbluetooth双方に使えるとの触れ込みにつられて購入したのですが、実際にペアリングしてみると、意外に電波が届くので、家の中では死角がほとんどなく、こりゃ具合がいいと次のことを試してみたくなったのです。
ミニコンポもbluetooth機能を備えているとのことで、こちらも鳴らしてみてうんうんと納得。それでは、スピーカーとヘッドホンを同時接続してみようと思ったら、あら制限が有ったのです。一台の親機と複数の同じ種類の機器(この場合はオーディオ機器)とは接続できないタイプの規格だったのです。そんなことはどこにも書いてないですよ、説明書には。
2台のbluetooth対応ヘッドホンが有れば、スピーカーのような音漏れを気にせず、2人で大音量で同時に音楽を楽しめると思ったのは素人考えだったのです。
【ただし、デュアルbluetoothタイプなら、この制限は緩和できます】
この例のように、あまりに複雑化した様々な通信規格の存在は、一般ユーザーには無用のものです。綺麗に何の障害もなく接続できて、簡単にその機能を利用できることが理想です。しかし、無線機器の普及は、そう簡単には、イージーユースをさせてくれません。
覇権争いは、ユーザーに影響のないところでやって欲しいものです。